2025-04-28

グルテンフリー・グルテンフリー認証・ノングルテンJ A S 認証


 グルテンフリーとは

グルテンフリーとは本来、小麦や大麦、ライ麦に含まれるタンパク質「グルテン」を含まない食事のことを指します。

グルテンはパンや麺類などの食品に弾力を与える役割を果たしますが、一部の人にとっては健康上の問題を引き起こすことがあります。

例えば、セリアック病の人はグルテンを摂取すると免疫系が反応し、腸にダメージを与えてしまいます。

また、グルテンに敏感な人や、健康意識の高い人がグルテンフリーの食事を選ぶこともあります。

日本では小麦不使用イコールグルテンフリーと呼ぶことが多くなっています。


グルテンフリー認証(GFCO)とは

グルテンフリー認証組織(GFCO)は、2005年にグルテン不耐性団体(GIG)によって開発された任意プログラムです。

このプログラムは現在、数千の製品を認証している北米で最大かつ最も急速に拡大しているグルテンフリー認証組織です。 

GFCOは、セリアック病とグルテン不耐性を持つ消費者に対して食品の安全性を保証するために次のような厳格な規格を適用しています。


GFCOのロゴがある全ての最終製品のグルテン含有量は、10 ppm以下でなければなりません。

GFCO認証済み製品中の全原料のグルテン含有量は、10 ppm以下でなければなりません。

GFCO認証済み製品には、大麦ベースの原料が含まれていてはなりません。

最終製品と高リスクな原材料・設備は、継続的な試験を受けなければなりません。

GFCO認証済み製品を製造する全ての製造者は、少なくとも年次審査を受け、定期的な調査のためにGFCOに最終製品を提出しなければなりません。

企業はGFCO認証の取得のために、アレルゲン、グルテンフリーの表示、適正製造規範に関する全ての法規制に適合しなければなりません。


ノングルテンJ A S 認証とは

米にはグルテンが含まれていないので、外部からの混入を防止するため製造工程を適切に管理することにより、

グルテン含有量が「1ppm以下」となる米粉を「ノングルテン米粉」と表示する仕組みです。

また、「ノングルテン米粉」を使用した加工品については、「ノングルテン米粉使用マーク」を表示することができます。

ノングルテン米粉を使用したパンや麺の表示は下記のよう定められています。


ノングルテン米粉が主たる原料

小麦(特定原材料)不使用

きちんとした衛生管理の手法(HACCPの考え方を取り入れた衛生管理による製造等)

日本米粉協会による講習会の受講

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